酒蔵オンステージ ー今月いち押しの酒蔵ー

新潟県最古の蔵元「吉乃川」

酒蔵オンステージとは、新潟県内の酒蔵全蔵について、
一蔵2ヶ月ずつ、ぽんしゅ館を挙げて押していく取り組みです。
オンラインショップでも実店舗と同様のラインアップをご用意しております。

2023年8月から2023年9月は、長岡市の吉乃川を押します!

吉乃川 外観
吉乃川 蔵人

新潟長岡で醸し続けて470年
その色、香り、味わいは唯一無二。

吉乃川の初代・川上主水が長岡の摂田屋に入ったのは、戦後の世の天文12年(1543年)。
その後、刀を捨てて庄屋となりました。
酒造りを始めたのは天文17年で、上杉謙信の春日山入城と同じ年のこと。
酒蔵としての歴史は新潟で最も古く、日本でも屈指に入る老舗です。

明治30年(1897年)、現在地へ移転拡張して法人化をはかり、大正10年(1921年)には現法人の母体となる中酒造株式会社を設立。
酒造会社としては他に先駆けて近代的経営に乗り出します。

戦後もいち早く技術革新に挑戦。
古来から磨き上げてきた吟醸造りの技術をいかし、独自の機械化と大型仕込みを導入。代々の当主と杜氏らが心技一体をなして、さらに広く愛される酒造りにとり組んできました。

信濃川水系の賜物である摂田屋、そして吉乃川。
敷地内には「天下甘露泉」と名付けられた井戸があり、仕込み水が日々汲み上げられています。

そもそも「吉乃川」という名は、蔵の十五代当主が、その母「享寿(よし)」を讃えて、母なる川「信濃川」とあわせて商標にしたことに始まります。
昭和48年(1973年)には社名も吉乃川株式会社へ改称。創業から470年余りを迎えた今も、誉れ高いの歴史を継承し、伝統と進化が織りなす技で、その名にふさわしい味を造り続けています。

※吉乃川 商品カタログより一部転載

▼商品紹介:いまの毎日を豊かにする「みなも」シリーズ
▼商品紹介:長期熟成古酒「悠久乃杜」シリーズ


地酒の真髄。それは新潟県産米にこだわる酒造り。

吉乃川 稲刈り

吉乃川は「新潟県産米」にこだわった酒造りを貫いています。その土地の米と水で酒を造ることにこそ、地酒としての本質があると考えているからです。
旨みとキレを生み、やわらかな味わいを奏でる「五百万石」、すっきりとした後口とふくらみのある味わいを併せ持つ「越淡麗」は、いずれも吉乃川の酒に欠かすことのできない品種です。

そして、より一層良質で安全な酒造りを目指すとともに、地域農業を持続発展させる一翼を担っていこうという想いから、2018年より自社栽培による米作りを開始。
自分たちの手で一粒ずつ丁寧に育てた酒米で、理想の酒蔵、理想の酒造りを追求しています。


きれいな軟水の仕込み水、天下甘露泉。

吉乃川 仕込み水

吉乃川の仕込み水は敷地内の井戸から汲み上げられる地下水。「天下甘露泉」と名付けられた清冽な水はミネラルをバランスよく含む軟水で、酒質をやわらかい淡麗な味にします。
その源は、長岡の背後を守る東山連峰の豊富な雪どけ水と雄大な信濃川の伏流水。それらが地中深く浸透し、長い年月をかけてろ過を繰り返し、清冽な地下水脈となります。

吉乃川は代々この貴重な井戸を守り続けてきました。平成16年の新潟県中越地震に際しても水質と豊かな水量は変わらず、水との絆の深さを感じさせます。


代々の杜氏が心血を注いで継承してきた技。

吉乃川 杜氏

郷土がいかに上質な材料を揃えていても、それらを扱う蔵人の器量がなくては、うまい酒は造れません。
吉乃川が蔵を構える長岡は、日本三大杜氏に数えられる越後杜氏の故郷。
「酒本来の味わいを持ちながら、キレのある淡麗な酒」は、代々の杜氏が心血を注いだ技と熱意で受け継がれてきました。
米と水は自然のもの。それら経験の積み重ねを頼りに臨機応変に対応していきます。

※吉乃川 商品カタログより一部転載



いまの毎日を豊かにする「みなも」シリーズ。吉乃川30年ぶりの新ブランド

人生は、川のように、長く続く。
たとえ、特別な日ばかりでなくとも、毎日が豊かなものだったら、きっとよい人生が流れていく。

吉乃川「みなも」が目指すもの。それは毎日を豊かにする酒。
モノづくりの原点に立ち返り、素材、造り、その哲学すべてを、いまの時代に合わせて、丁寧に磨き上げた食中酒。

食を引き立て、気分を上げる。
いままでにない、それでいて、吉乃川にしかできなかった、新しい味わいを。

※吉乃川 WEBサイトより一部転載



想い出の時間だけ醸されたお酒。長期熟成古酒「悠久乃杜」シリーズ

2000年以降、それぞれ何年もの間、吉乃川で熟成されてきた古酒「悠久乃杜」。
長年の時を経て、黄金色に変化したそのお酒は、味わいを超えて、人の心に沁みるもの。
口にふくめば、その熟成香に経てきた年月の尊さを想い、角のとれたまろやかな味わいは、老熟した包み込むような優しさを感じます。

ー あの頃、あなたは何を想い、どんな時を過ごしていましたか? ー

まだ学生だったあの頃
まだ新人だったあの頃
大切な人と出会った時の頃
今、この瞬間まであなたが過ごしてきた時に想いを馳せて、同じ時間だけ熟成されてきたこのお酒をご堪能ください。


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