ぽんしゅ館データ「酒蔵物語」

< 下越酒造 >

主な銘柄/ほまれ麒麟
1880年創業 新潟県東蒲原郡阿賀町



日本酒ビンテージの第一人者
《味ののった酒、淡麗辛口には属さない》


現6代目は東京大学農学部を出た後に国税局の鑑定士を務め、そんな関係で国税局の鑑定士の新人さんはここに寝泊まりして研修を受けている。
蔵の風景がちょっと違う。並ぶ瓶には札が掛けられ、書物と資料が山積みされています。まるで研究室のよう。
この蔵は日本酒の熟成酒、古酒を育てている蔵。
秘蔵酒(濾過して火入れをした単熟タイプで自然の温度で保存)と、濃熟造酒(精米70%山廃造り、-5~10℃で氷冷保存ゆっくりと変化する。日本酒度-20の甘口)に分けて年度ごとに熟成している。
生酛8BYと本醸酒7年熟成酒のブレンドは燗酒コンテスト金賞の上の最高金賞を取った。
味ののった酒、辛口でも味が乗った酒が得意、だから淡麗辛口には属さない。

日本酒の熟成酒の歴史はまだ新しい。熟成酒は技術がどんなに優れていても時間を掛けないと造れない酒です。
この蔵は1970年から熟成酒に取り組んでいる蔵で、日本酒ビンテージの先駆者と言えます。



““下越酒造””




“酒蔵マップ”

ぽんしゅ館データ「酒蔵物語」とは、酒蔵さんとのお話しの中で印象的だった事、面白かった事をメモ書きしたものです。少し乱暴に書き並べていますがご了承ください。

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