ぽんしゅ館データ「酒蔵物語」

< 原酒造 >

主な銘柄/越の誉
1814年創業 新潟県柏崎市



2人の杜氏がいる蔵
《酒はチームワーク、人間関係で造る》


2007年7月の中越沖地震でほぼ壊滅という被害を受ながら、その年も酒を造ったと言う執念の蔵。190年続いた蔵魂。
この蔵は高級酒を造る“和醸蔵”と普通酒を造る“清澄蔵”に別れ酒造りをしている。
ですから杜氏が2人。前杜氏には新潟の名工、平野保夫氏がいる。
戦前中国で酒を造っていた。軍人や開拓者の為に。

この蔵の酒”越の誉もろはく”は1972年、日中国交正常化北京人民大会堂の乾杯酒として使われた。
今度の造りには昨年雪の中で寝かせた雪中米を使う。→酒米の雪中貯蔵は珍しい。

日中国交の締結の時にこの蔵の酒を持って行ったのが田中角栄です。
戦前中国で酒を造っていたという事もあったのだと思いますが、なんか粋なはからいだと思うわけです。
日本酒はこういった場面で人を結びつける役割をずっとしてきました。これが日本酒なのです。



““原酒造””




“酒蔵マップ”

ぽんしゅ館データ「酒蔵物語」とは、酒蔵さんとのお話しの中で印象的だった事、面白かった事をメモ書きしたものです。少し乱暴に書き並べていますがご了承ください。

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