日本酒と梅のフュージョン
使用している梅は「白加賀」という、梅酒に適した品種の梅。
それをマスカガミの日本酒の原酒にじっくりと漬け込んでつくりました。
日本酒が持つやわらかな味わいと、梅が持つさっぱりとした甘酸っぱさが渾然一体となって、梅酒という新たな味わいを引き立てます。
香りで楽しむ梅酒です。
酒蔵物語「マスカガミ」
創業:1892年
所在地:新潟県加茂市
勝ち取った日本酒の正義
《普通酒の品質を上げる》
普通酒ほど品質を大事にする。米は100%新潟県産だが産地呼称には普通酒の基準がないので入っていない。
以前酒蔵は小売店に売ってもらうためにマージンという慣習があった。だから小売店は酒の良し悪しではなく儲かる酒を優先した。
蔵は必然的に原料などコストを下げ酒を造る。将来を不安に思った小売店から「いい酒を造ってほしい、いい酒を造ってくれば俺たちが売る」という声が…前代これに賭ける。
他の小売店さんから見放されることも十分あるわけで、現蔵元が大学生の時に父が訪ねて来て「お前には酒蔵を残してやれないかもしれない。」と覚悟の相談があった…
先代の父の決断はこの蔵の未来をつくっただけだはなく、新潟の日本酒の未来を創る事にもなったと思います。
儲けも大事ですが「いい酒を造りたい」その思いは、儲けよりも上にあったという事です。