雪国でしか味わえない極上酒
華やかな吟醸香と新酒の持つフレッシュさを保ちながらも、雪中貯蔵により角が取れ、しっとりとまろやかな味わいが感じられます。
新潟県魚沼地域は世界でも有数の豪雪地帯。
古くから人々は雪と共に生活をしてきました。
雪を活用した保存方法は、旨味や熟成度を増しおいしさアップをさせます。
日本酒も然り。
そして、酒を雪中貯蔵したのは高の井酒造さんが初だそうです。
酒のタンクを大胆にもそのまま雪の中に沈めて貯蔵。
雪中貯蔵はまさに酒を貯蔵するのに理想と言える、平均気温0度、湿度100%、空気対流0という環境です。
豪雪地帯ならではの地の利を活かした生活の知恵です。
酒蔵物語「高の井酒造」
創業:1955年
所在地:新潟県小千谷市
日本で初めてやった日本酒雪中貯蔵
《水の特徴を生かす淡麗旨口》
雪中貯蔵は雪国独自の保存方法。振動が無く、静かに、光に当たらず、温度と湿度が保たれる保存方法。
むかし雪国では人参やじゃがいもなどの野菜を雪に埋めて保存する習慣があった。作物の甘味を増し美味しくする。これが酒にとっては冷蔵庫以上の安住の場でストレスの無い上質の酒になって行く。
造りには日仕舞(添・中・止を毎日行う)と半仕舞(添・中・止を一日おきに行う)があって半仕舞の方が日にちはかかるが時間に余裕があるので手間もかけられるし集中も出来る。
いい蒸米を作る為に今でも目で見て天候などの状況によって浸水時間を1秒ずつかえる。これは杜氏ともう一人の熟練者しか出来ない。
この蔵は味噌造りにおいても歴史をもった蔵。
高の井酒造は毎年6月この雪中貯蔵酒の呑み切りの会を蔵でやります。この会は毎年応募多数で抽選になるほどの人気です。
だからあまり教えたくない内緒にしておきたい会です。やっぱり蔵で大勢で呑む酒は一味違うし何よりも楽しい。