限界まで辛くした【超辛口】
福顔酒造では初めての試みとなる酒米「越神楽」で仕込んだ純米吟醸酒。
辛さの中に深い旨みがしっかりある日本酒。食中酒として常温または冷やして飲むのがおすすめ。
新品種「越神楽」
北陸農業試験場において、栽培特性と醸造適性の両立を目指して、酒米品種「山田錦」と「北陸174号」を交配し12年の歳月をかけて誕生した酒造用品種。
山田錦の血を引き継ぎ、やわらかさの中に味の巾と旨味を感じる酒に仕上がると評価されています。
酒蔵物語「福顔酒造」
創業:1897年
所在地:新潟県三条市
ウイスキーの樽で日本酒を醸す
《酒造りは人づくり、品質は人の質が映る》
日本酒の熟成をウィスキー樽で行う。→遊び心でやってみたとは言いますが、かなりの決断だったはず。
酒蔵は毎年の味の変化を恐れ新古調合という調整をして毎年酒の味を守ります。その正反対にある楽しみを追及したわけです。
スコッチ樽は女性向、バーボン樽は男性向と次第にその嗜好性も明らかになってきた。
私は五代目ですが婿です。三代目からどういうわけか男子が出来ず、ずっと婿がこの蔵に入っている。先代は若くして亡くなってしまったのでお金の事も蔵の事も税の届けもわからず苦労した。
日本酒の可能性や新たな楽しみ方はこういった蔵の挑戦で生まれて行きます。それはこれまでの秤では測れない、だから成功するかどうかもわからない…冒険だと思います。そんな中から傑出という言葉は生まれるのだと思うわけです。