贅沢な日常
濃厚感のあるとろりとした米のコクと旨味を堪能できる味わい。
芳醇な味わいなのですが、辛口のキレがいいので、スッキリとした後味に完成度の高さが窺えます。
「普段着のように気軽に飲んでいただける」酒としているのがこの根知男山純米酒。
根知谷の米、水、空気、自然環境、すべて根知谷の天然素材にこだわった、贅沢な普段酒ですね。
渡辺酒造店は2003年から自社栽培を行っています。
農業法人も設立し、苗造りから収穫まで全て自社で行い、米と糸魚川根知地区に並々ならぬこだわりを見せる。
目指すは根知谷のテロワール化。(ワインぶどうの個性を生み出す土地のこと)
そして、自身を根知ドメーヌと称する。(米作りから酒造りまで行うこと)
渡辺酒造店は日本酒の未来が見えているのかもしれない。
販売価格には化粧箱の代金も含まれています。
酒蔵物語「渡辺酒造店」
創業:1868年
所在地:新潟県糸魚川市
イギリスでもっとも高値が付いた日本酒
《日本酒のテロワールを目指す》
なぜ日本酒はワインのように価値観で価格を決められないのだろうか…
酒米の自家栽培100%(契約栽培や委託ではない)を目指す。6カ月は農家、6カ月は酒造り、これが出来ると日本で唯一の蔵となる。
ワインで言うテロワール(産地性)。だからワインの葡萄畑のように根知谷で自ら米を作り育てる事を決めた。
今年の米の出来栄えが今年の酒になる。昨年と今年は違う味でいい。
僕らはこの根知谷にいることが最も大事でそれが全て、米は買えばいいという人にはわからない価値。土地に対するリアリティーが大事。
ワインの方がお客様を飽きさせない。その努力が必要。酒造りの話はもうもうしたくない。日本人がワインを仕入れる目で海外が日本酒の仕入れをしている。もっと変わらないと。
特約店限定銘柄「nechi」ブランドは上代が決まっていません。
シリアルナンバーが打たれ小売店が価格を決める事を推奨しています。
ロンドンでは840ポンド(約15万円)で売買されたことが新聞に出ました。
この蔵の考え方はまさに日本酒の未来だと思うわけです。