加賀藩主が認めた酒
ほんのりとした爽やかな甘みと、雲一つない青空のような上品で清らかな吟醸香があり、後味はスッキリとキレのいい酒。
味わいのどの部分に注目しても「優」をつけたくなるような酒です。
加賀の井がある糸魚川は海辺の町、加賀の井はその地の食文化に合うような海鮮に合う酒に仕立てられています。
加賀の井酒造の創業は1650年、新潟県内でも歴史がある酒蔵です。(他の蔵もみんな100年以上の歴史ですが)
2016年の糸魚川大火で蔵のほんの一部を残し、すべて焼失してしまいました。
その逆境下であっても、加賀の井の酒造りを終わらせる選択肢はなかったそうです。
すぐに子の兄弟二人三脚で蔵を新設する計画を立て、見事な復活劇を見せてくれています。
販売価格には化粧箱の代金も含まれています。
- 酒蔵名
- <加賀の井酒造>
- 酒蔵所在地
- 新潟県糸魚川市
- 保存方法
- 冷暗所(常温)
- アルコール度数
- 15%
- 日本酒度
- +3
- 酸度
- 1.6
- 使用米
- 五百万石
- 精米歩合
- 55%
- おすすめの料理
- 平目の昆布締め、若竹煮
酒蔵物語「加賀の井酒造」
創業:1904年
所在地:新潟県糸魚川市
不屈の精神 伝統を絶やしてたまるか
《日本酒本来の日本酒を造りたい》
参勤交代の本陣、酒蔵と一緒と言うのは歴史上あまりない。
加賀の井の名は加賀藩前田候からいただいたもの。
過去に火事で蔵を全て燃やしている。
白藤米は昔あった酒米でこれを復活させたい。昔の懐かしい味が出せる。土着感のある酒を造りたい。これは日本酒の本来の面白さでもある。
新潟でも歴史のある蔵で18代続く蔵です。
2016年12月22日、糸魚川で起きた火災は町を焼き、加賀の井の全てを焼き尽くしました。
火災後の町はまるで空爆を受けたような信じられない風景となりました。そんな直後に勇気を与える出来事が…
加賀の井が復活に向けて動き出したと言うのです。現蔵元小林君は18代目、代々受け継がれた酒蔵DNAがかれを駆り立てたのだと思います。
先日彼と話していてそんな事を感じたわけです。