家庭の名脇役
晩酌用の飲み飽きせず、スッキリとした味わい。
やや強めの爽やかな酸味のあとに、酒米の旨味と香りがフワッと引き立ちます。
この酒は、「いつも家庭に置いておきたくなるような酒」っていうのがピッタリなネーミングだと思います。
夏はキリリと冷やして、冬には燗をつけるとその魅力は倍増します。
水にこだわりを見せる雪鶴、田原酒造の仕込み水は、頸城駒ヶ岳山麓の天然湧水。
きめ細かく、しっとりとやわらかな舌触り。
この水をわざわざタンクローリー車で片道30分もかけて汲みに行くそうです。
雪鶴の特徴である、旨味を持ちやわらかな酒を醸すには、苦労をかけてでも手に入れたい天然水なのです。
- 酒蔵名
- <田原酒造>
- 酒蔵所在地
- 新潟県糸魚川市
- 保存方法
- 冷暗所(常温)
- アルコール度数
- 15%
- 日本酒度
- +4
- 酸度
- 1.2
- 使用米
- 五百万石
- 精米歩合
- 65%
- おすすめの料理
- 酢豚、チンジャオロース
酒蔵物語「田原酒造」
創業:1897年
所在地:新潟県糸魚川市
小さな蔵だから出来る全量袋搾りの酒
《酒質にこだわる うま味の豊かな酒》
全量袋搾り。「袋搾り」とは日本酒の醪、原液を布袋に詰め、槽(ふね)の中に袋を積み重ね自然なゆるい圧力で搾る。雑味のないキレイな味に仕上がるのが特徴。
雫酒(しずく)は袋を吊るし、ゆっくりとポタポタと落ちる酒を言う。最初の搾り、中の搾り、そして最後の搾りと順に味を分けてその過程の味を楽しむ。
自然圧で出てくる酒は雑味の無い味が出てくる、あらばしり(いい部分)いいところが終わるともう袋からは出てこなくなる。
味のある酒、旨味の豊かな昔からの味を造って行きたい。
この蔵の造りは本来、超高級酒や品評会用の出品の為に用いる技術です。この造りで一般の販売酒も作っている。小さな蔵だから出来ること。
越淡麗は秋までか、翌年までもってゆくと美味しさがもっと出てくる。
凄いことをやっているなぁと思いました。小さな蔵はどうしても発信力が弱いのでこちらから情報を取りに行かないと出会えません。そんな凄い酒と出会っていきたいものです。