雪男の魔法
日本酒度+12という、結構辛口な酒です。
辛口を追求すると旨味も逓減していくのが一般的ですが、この酒は不思議なことにこの辛口度を持っていても、しっかりと、いや溢れるほどに米の旨味も感じる味わいです。
これはまさか雪男の魔法によるものでしょうか…
江戸時代後期にベストセラーになった鈴木牧之著『北越雪譜』という本に、雪男が登場します。
彼は雪山で登山者に道先案内をする助っ人として書かれています。
その所以から、清酒「雪男」の売り上げの一部が、青木酒造から南魚沼郡山岳遭難防止対策協議会へ寄付されます。
またそのカワイらしい?愛嬌から、若い女性のお客様にも大変好評の雪男です。
販売価格には化粧箱の代金も含まれています。
酒蔵物語「青木酒造」
創業:1717年
所在地:新潟県南魚沼市塩沢
圧倒的に地元に愛され、口コミで広まった蔵
《売れる味だから造るのではない》
新潟が淡麗辛口で爆発的に売れた時代「地元の味を決してないがしろにしてはならぬ」という先代の教えもあり地元の味を蔵の味を守り通してきた。→そんなコトもあり鶴齢は地元に圧倒的なファンが多い蔵です。
全国の人気蔵は隙がない、この蔵が集まる勉強会で酒のトレンドを学んでいる。造りはロマンも大事だが理系で化学で炭素記号で出来ていることを教えられる。
最近人に知られるようになったのは…?
東京の丸ビルで毎週第2木曜日(2木の日)に定期的なイベントをやり続けた。次第にファンが増え始め口コミが始まった。地元のファンも口コミ営業マンをしてくれたと思う。それが重なって来たのだと思う。
うちの営業マンは杜氏にモノを言う。営業マンも酒造りの1人であるからだ。
創業300年の祝いが盛大に行われました。青木酒造は地元を大切にして来た蔵です。
私は地元ですのでそれがわかります。ファンと地元の人達の口コミで広がっている酒です。