奥深いコクの迷宮へようこそ
口に含む瞬間はスッキリと辛口な味わいが感じられ、その後の余韻は目を見張るコクがながーく現れます。
地元新潟県十日町市で契約栽培された「たかね錦」を55%精米し、長期低温発酵。
じっくりと発酵させることで、奥深い米の旨味が感じられる日本酒に仕立てられています。
松乃井酒造場は新潟県十日町市にある酒蔵ですが、小さい酒蔵で丁寧な醸造をしているため、地元でほとんど消費されるくらい生産量も少ないです。
県外にはめったにお目にかかれない日本酒なので、この機会にお試しください。
- 酒蔵名
- <松乃井酒造場>
- 酒蔵所在地
- 新潟県十日町市
- 保存方法
- 冷暗所(常温)
- アルコール度数
- 15~16%
- 日本酒度
- +5
- 酸度
- 1.4
- 使用米
- たかね錦
- 精米歩合
- 55%
- おすすめの料理
- 鮭の粕煮、山菜の天ぷら
酒蔵物語「松乃井酒造場」
創業:1894年
所在地:新潟県十日町市
酒呑みが評価する酒
《搾ったままですぐ飲めるいい酒》
目指す酒は絞ったままの美味しさ。日本酒は普通、炭で濾過して色や味わいを調整するが、この炭の量を極力減らす。
その方が日本酒本来の甘味、旨み、柔らかさが出せるから。このやり方は特に原酒の酒質が問われる、そこに自信がなければできない酒造りだ。
普通酒の造りの変わり目ではブレンドをして味が変わらないように調整するが、しない方が今年の酒らしいと思う。
本来は火入れをして瓶詰めしますが瓶に入れてから火入れした方が味わいは良くなる、ただ手間はかかるし冷蔵保存するので場所も経費も掛かる。
私はこの蔵の座敷で酒を呑ませてもらうのが好きでよくお邪魔します。松乃井は酒質をとても大切にする蔵です。
味は其々好みがありますが酒質の良し悪しは変わらないと思っています。だからこの蔵は高く評価されているのです。