赤い色のボトル。シャアじゃないのか?
「シャア専用日本酒」かと思いきや、そこに描かれているのは「カニ」。
そう、これは海鮮類(特にカニやエビの甲殻類)の料理と一緒に飲むことで、その効果を最大限に発揮できるお酒です。
現代の主流である速醸酛ならではの爽やかな酸味と甘さを引き出し、白ワインにはない香味とコクを感じることができる爽快なお酒になっています。
米と米麹のみを使用した日本独自の醸造法で、洋風の料理にもペアリングできる日本酒の挑戦と新たな可能性を示してくれるようなお酒です。
販売価格には化粧箱の代金も含まれています。
酒蔵物語「塩川酒造」
創業:1912年
所在地:新潟県新潟市西区
王道より獣道、好奇心を掻き立てる酒
《日本酒の本来の味はうま味、淡麗辛口は目指さない》
先々代が財を食い潰し屯田兵として北海道へ。炭鉱で財を成して再び新潟へ戻り昭和8年、当時の大正酒造を買収。
“カウボーイ”はステーキの為に造られた。もともとアメリカを意識して造った。国内のフーデックスで人気を集め日本での展開を決めた。
精米競争には未来がないと思う、だから僕は磨かない酒を造る。
インドネシア、サンフランシスコ、中国で酒造りの指導をする中で、おもしろい酒造りが出来ることを知った。それで“のぱ”を造った。
酒造りはとてもデリケートで低温管理は絶対条件。それを四季の外気温そのままで自然の温度に任せて発酵させた。
王道に対して獣道。何が起こるかわからないけれど覗いてみたい。好奇心を掻き立てる…これが獣道です。
“のぱ”をみんなで試飲した時の一言は「おもしろい」でした。美味いの他にも面白いという感じ方があるのです。