家付き酵母を持つ蔵
越つかの酒造には独自の家付き酵母が住み着いています。
その名も「塚野酵母」
その優秀さのため広島造場試験場で培養され、「広島5号酵母」として他の蔵でも使用されています。
塚野酵母を使用し、コクがある米の旨みと、軽快な爽やかさを同時に感じられるお酒に仕上がっています。
口当たりはさらさらと流れるような本格的な純米酒です。
また、注目なのは酒蔵の建物。
200年の歴史と風格のある創業当時の建物を現在も使用しています。
酒蔵物語「越つかの酒造」
創業:1781年
所在地:新潟県阿賀野市
《約50年、酒を造ってきた人》
酵母は広島5号、またの名を“つかの酵母”この蔵が発祥。家つき酵母。
土蔵は県内きっての立派な、ノスタルジックな酒蔵。
約50年の経験を持つ杜氏。ここに来て3年目。杜氏が変わって同じ味を守る事は出来るのか…?
「それに近づけるのが杜氏、杜氏が変わったからと言ってすぐに変えるわけには行かないのが酒蔵です。」
50年の経験から一言…「先輩の教えをしっかりと守って真面目に取り組むこと、そうすればいい酒は出来る。そこに自分らしさを加えて行く。これが杜氏です。」と…
昭和36年にメートル法が変わりタンクが新しくなった。
杜氏は今いる蔵人をしっかりと育てて引退すると言います。こうして酒造りは続いて来たんだなぁと思うわけです。
酒蔵さんの建屋というか邸宅を見ると当時の建築文化、大工さんの巧みさを見る事が出来ます。
こんな家を建てたいと思いますが職人さんを探すのが大変だろうなぁと思うわけです。日本建築の技術の継承はどうなっているのでしょう。