酒蔵オンステージ ー今月いち押しの酒蔵ー
創業1751年 - 宝暦元年 「柏露酒造」
酒蔵オンステージとは、新潟県内の酒蔵全蔵について、
一蔵2ヶ月ずつ、ぽんしゅ館を挙げて押していく取り組みです。
オンラインショップでも実店舗と同様のラインアップをご用意しております。
2024年8月から2024年9月は、長岡市の柏露酒造を押します!
越後長岡藩主 牧野家から引き継いだ「大名蔵」
創業 宝暦元(1751)年。越後長岡(新潟県長岡市)の有力商人であった山崎家が始めた「越中屋」を起源とし、酒という食文化の一端を担ってきました。
明治15(1882)年に長岡藩主牧野家が興した酒造蔵を譲り受け、同家の家紋「三つ柏」の使用と商品名「柏露」を継承しました。
酒造りに携わる人は時とともに変わってきましたが「多くの人々に喜ばれる美味しい酒を造る」という姿勢は一貫して今に受け継がれています。
※柏露酒造 資料より一部転載
▼商品紹介:城下町で生まれた淡麗辛口の酒「柏露」
▼商品紹介:花火のように発泡する純米酒「柏露花火」
水と米と花火、越後平野の中心「長岡」で生まれた酒
新潟は越の国、脊梁をなす飯豊連峰・三国山脈・立山連峰を越したところに豊かな田園が広がっています。この穀倉地帯に冬の積雪が春から夏へ融けて流れ、越後平野を潤し、秋の豊かな実りをもたらしてくれます。
清酒「柏露」のふるさと長岡市は、この越後平野の中央に位置し、昔から長岡藩の城下町として栄え、越後の良質米の集散地として賑わってきました。
またこの地域は、冬の厳しい寒さに加えて日本でも有数の豪雪地帯であり、降り積もる雪が空気を清め、また厳冬期でも極端な低温にはならず、日中と夜間の温度差が比較的少ないことから、低い気温で安定しています。こうした自然環境が清酒造りに最適といえます。
「乾杯!」から「ごちそうさま」まで美味しく飲める酒
「より美味しい酒をより多くの人々に味わってもらいたい」をモットーとして、経験豊かなベテランから若手メンバーまでが一丸となって酒を作っています。
原料にこだわり、日本一の長さを誇る信濃川と、雪解け水が潤す豊かな大地で蔵人自ら特別栽培米「五百万石」「越淡麗」を育て、磨き抜かれた技と酒造りへの想い、それらが近代的設備の充実とあいまって、手作りの良さを活かした深い味わいと高品質な"柏露"の酒を醸し出しています。
酒造りは伝統的な職人技の世界。
しかし、近年は「食」の嗜好の多様化が進み、求められる味も様々。
本格的な淡麗辛口を原点としながらも、新しい味わいを生み出すための研究開発に積極的に取り組んでいます。
今月の「この蔵、この一本」
柏露酒造 柏露
柏露酒造 柏露花火
柏露酒造 W柚子
柏露酒造の酒蔵物語
酒蔵の魂はこうして継承されている
《最後の一滴までうまい酒を》
この蔵の酒は藤島部屋時代の若貴兄弟の結婚式の祝いの酒として使われた。
1882年、新潟きっての名門、長岡藩牧野家から酒造蔵柏屋を譲り受け、この時家紋の三つ柏を使い名前を柏露とした。
1943年日本の政策による企業整備によって廃業、その後4蔵が合併して復活。
平成に入り資本が2度変わっている。柏露酒造の歴史の経営母体はこれまで4度変わっている。
日本の100年以上の企業は約2%と稀です。その継承にもいろんな形があって、あまり知られていませんが、こうして酒造りを継承して行く蔵は多く新潟でも約3割の蔵が他の資本を入れて継続しています。 これも大事な酒蔵の歴史なのです。