酒蔵オンステージ ─ 今月いち押しの酒蔵 ─
創業1717年 - 享保2年 「青木酒造」
酒蔵オンステージとは、新潟県内の酒蔵全蔵について、
一蔵2ヶ月ずつ、ぽんしゅ館を挙げて押していく取り組みです。
オンラインショップでも実店舗と同様のラインアップをご用意しております。
2024年12月から2025年1月は、魚沼市の青木酒造を押します!
雪深い魚沼で三百年受け継がれる酒作り
青木酒造は全国を代表する豪雪地帯、新潟県 魚沼地方に位置する造り酒屋です。
1717年の創業以来、300年もの長きにわたり絶えることなく酒づくりを続けています。
「鶴齢」に代表される青木酒造の酒は、雪国のもたらす様々な恵みと越後杜氏による伝統の技によって生み出されます。
「淡麗辛口」が多い新潟の酒の中で、酒米本来の旨みを残した「淡麗旨口」の酒造りを目指し、次の100年へと、その味を受け継いでいきます。
※青木酒造 ウェブサイトより一部転載
▼商品紹介:純米酒らしい米の旨味とシャープな後味「雪男 純米酒」
▼商品紹介:鶴齢純米吟醸の原酒で仕込んだ梅酒「鶴齢の梅酒 純米吟醸仕込み」
魚沼の風土と人々のつながりが作る日本酒
青木酒造の「鶴齢」は、地元 魚沼の食文化に寄り添った味わいを特徴としています。
冬の間も長期保存が可能な干物や漬物などに加え、汗をかき熱心に仕事をする魚沼人が好む塩や醤油を用いた味付けが主体の魚沼料理。
これらに合う酒として「鶴齢」は、新潟ならではのキレの良い淡麗な造りでありながら、押し味として米本来の旨みを最大限に引き出し、飲み飽きのしない銘柄を目指しています。
我住む魚沼郡は日本第一に雪の深く降る所なり ─── 鈴木 牧之「北越雪譜」
鈴木牧之は明和7年(1770年)塩沢に生まれた商人・随筆家で、現蔵元の先祖に当たる人物。
「鶴齢」という名も牧之が命名したと伝えられています。
その牧之が雪深い魚沼の暮らしを全国に伝えるために記した書物が『北越雪譜』です。
構想から30年の時間をかけて出版し、雪国の風俗や方言、習慣や伝承、名産である縮産業についてなど、
魚沼の暮らしの多様性と豊かさを綴った江戸末期のベストセラーです。
ちなみに「鶴齢」に次ぐ青木酒造の銘酒「雪男」もこの『北越雪譜』に登場する毛むくじゃらの異獣がモデルになっています。
今月の「この蔵、この一本」
鶴齢 純米吟醸
鶴齢 越淡麗 純米大吟醸
鶴齢 山田錦 純米大吟醸
雪男 純米
鶴齢の梅酒 純米吟醸仕込み
青木酒造の酒蔵物語
圧倒的に地元に愛され、口コミで広まった蔵
《売れる味だから造るのではない》
新潟が淡麗辛口で爆発的に売れた時代「地元の味を決してないがしろにしてはならぬ」という先代の教えもあり地元の味を蔵の味を守り通してきた。→そんなコトもあり鶴齢は地元に圧倒的なファンが多い蔵です。
全国の人気蔵は隙がない、この蔵が集まる勉強会で酒のトレンドを学んでいる。造りはロマンも大事だが理系で化学で炭素記号で出来ていることを教えられる。
最近人に知られるようになったのは…?東京の丸ビルで毎週第2木曜日(2木の日)に定期的なイベントをやり続けた。
次第にファンが増え始め口コミが始まった。地元のファンも口コミ営業マンをしてくれたと思う。それが重なって来たのだと思う。
うちの営業マンは杜氏にモノを言う。営業マンも酒造りの1人であるからだ。
創業300年の祝いが盛大に行われました。青木酒造は地元を大切にして来た蔵です。
私は地元ですのでそれがわかります。ファンと地元の人達の口コミで広がっている酒です。