苗場山の伏流水
さっぱりとした酸味となめらかな口当たり、穏やかな香りが漂う、食事に合わせて飲みたい酒です。
香味の余韻は長くなく、後味はスッキリと消えていきます。
和食のみならず、洋食にもマッチする酒に仕上がっています。
今巷で話題沸騰、SNSで目にしない日がないくらい人気の「kamosu mori」を醸す苗場酒造は中魚沼郡の津南町にあります。
冬になれば3メートル以上の雪が降り積もる日本有数の豪雪地帯。
銘柄名にもなっている日本百名山「苗場山」の伏流水を使用し、酒造りに最適な自然環境と、越後杜氏の高い技術力が自慢の酒です。
販売価格には化粧箱の代金も含まれています。
酒蔵物語「苗場酒造」
創業:1907年
所在地:新潟県中魚沼郡津南町
新しく生まれ変わる酒蔵
《一つ一つの技術と基本を忠実に》
2014年、滝澤酒造は蔵の後を継ぐ者がおらず新たな資本で蔵を継承。その後、蔵の名前を苗場酒造と改名。
→新たなオーナーとなったのは私の友人です。
杜氏は新潟の名工に選ばれた新保杜氏(2014年当時71歳)を説得し迎え入れ、この年さっそく全国鑑評会で金賞を獲得。
→新保杜氏は新保社長の叔父、甥の関係。
この蔵を買ったのは経営するホテルレストランと直接繋げたいという事と、観光資源の一つにしたいという思いから。
津南は新潟でも豪雪地帯。目指すは津南の米で津南の水で津南の人が造る地酒。
新保社長は以前にも美の川酒造を買いその造りもここで継承している。
ワイナリーの世界はオーナーが変わることはよくあることですが、日本酒業界もその時代になっていて、表にはあまり出ませんがこうして蔵の歴史を継承して行くケースは多いのです。
「活故創新」古きを活かし新しきを創造する。呑む私達としたら新たな期待と楽しみが膨らむわけです。