5人の蔵人たちが醸す至極の酒
この酒を造るのは、新潟県は長岡市にある恩田酒造。
なんと蔵元(社長)も含め総勢5人で製造から営業や配達まで行っているんです!
生産者が全行程に携わる酒、これほど特別感が感じられる酒は他にあるでしょうか。
少数精鋭蔵人たちが自ら手塩をかけて育てている自社栽培の酒米「一本〆」を、精米歩合48%にまで磨き上げ贅沢に使用。
ヨーグルトのような独特の酸味と甘みが渾然一体となり、次へ次へと杯が進むクセになる味わい。
恩田酒造さんの酒はそれぞれに異なった顔を見せてくれます、次はどれにしよっか、どんな味わいなんだろうと、いつもワクワクさせてくれる酒蔵さんです。
販売価格には化粧箱の代金も含まれています。
酒蔵物語「恩田酒造」
創業:1875年
所在地:新潟県長岡市
米そのものの旨味を生かす酒造り
《小まわりを生かして楽しい酒造りに挑戦する》
この蔵の面白さは“鼓おりがらみ88”
こぞって精米歩合をどんどん高め(大吟醸酒などは半分以上削ります)奇麗な味の酒造りに向かう中で、米本来の旨味を出したいとして真逆の酒造りに試みた。
精米歩合88%、つまり12%しか米を削らない酒。
利き酒の集まりでこの酒と餡子をペアリングしたところ思わず「へぇ~」という納得の声が皆からもれた。
餡子に合う酒…? 不思議に思うかもしれませんが、これが日本酒の幅。
他にもこの蔵は古代米を使った酒も造っている。
精米歩合を高めることが主流となっていますが、酒は米と水で出来ます。
その米丸ごとの持ち味を生かすというのは昔っからの本来の酒なのですが、今になると逆に新しい酒のように感じます。不思議な感じです。