全国で2カ所しかない道の駅酒蔵
酒米の王様と謳われる山田錦をほとんど磨かずに醸造した純米酒。
しっかりとコクのある旨味が感じられ、酸味が全体をまとめ上げるように引き締めてくれます。
醸造元の「よしかわ杜氏の郷」はなんと道の駅でもあるのです。
道の駅に併設の酒蔵は、全国でも2カ所しかありません(筆者調査)。
周りを田園に囲まれたのどかな地で、豊かな仕込み水で醸す。
外観を見ただけでも美酒が出来上がりそうな雰囲気です。
販売価格には化粧箱の代金も含まれています。
酒蔵物語「よしかわ杜氏の郷」
創業:1999年
所在地:新潟県上越市吉川区
高校生が日本酒を造っていた…
《歴史を残すだけでなく町民の誇りを呼び起こす》
よしかわ杜氏…その歴史は300年に及び全国各地で活躍した杜氏集団。当時57集落の内27集落に酒蔵があったくらい酒造りが盛んだった。
この町には平成18年まで吉川高校醸造化という醸造家を育てる高校があった。この高校性が造った酒「若泉」という酒がある。
つまり未成年者が酒造りを学び造っていたという事になる。
麹と掛け米は同じ米を使う。→違う米を使う事が多いのですが、これも一つの個性です。
この酒蔵の誕生は故八木一郎町長の功績だと話してくれました。この酒蔵は歴史をのこすだけではなく町民の誇りやプライドを呼び起こす為の施設でもあります。
自分が住む町、故郷に自慢するものがある…素晴らしいことだと思うわけです。